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令和3年度前期技能検定木製建具手加工作業(1級)実技試験のご報告


こんにちは。前年度は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいましたが、本年度は9月5日(日)に 「令和3年度前期技能検定木製建具機械加工作業(1級)実技試験」を実施することができました。
なお、本年度から「技能検定木製建具加工作業」は「手加工」のみで実施されることになりました。今までは「機械加工」の年が数年に1回あったのですが、今後は 「機械加工」 は廃止されます。「手加工」は高い技術力と作業の正確性と速さが求められるので、技能検定を合格するには 「機械加工」 よりも大変なようですが、技能の伝承という意味ではとても価値のあることだと思います。これからも色々な方に「技能検定木製建具手加工作業」に挑戦して頂きたいです。

平成31年度の記事でもご説明させて頂きましたが、技能検定って何?って方もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」であり、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づいて実施されているものなのです。この検定のすごいところは建設技能だけでなく製菓や工業包装等なんと111職種の技能の検定があるのです。検定については中央職業能力開発協会さんのHPで詳しく説明されているので、興味のある方は検索してみてくださいね。

本年度の当組合で実施された「木製建具機械加工作業実技試験」では、1級に2名の方が受験されました。この検定試験では少し加工されている木材を図面通りに更に加工し組み立てる作業をしてもらいます。その工程の中でほぼ機械を使用せずにカンナ等の工具を使用して木材の太さや幅等を図面通りに加工していき、必要な個所に「ほぞ」と作る等としながら図面通りに組み立てていく職人さんの姿を見ていると、「建具」という仕事は伝統工芸と言っても過言ではないと思いました。受検者のみなさんは黙々と作業を積み重ね、きちんと時間通りに課題を仕上られていました。ほぼ工具のみで短時間で作られたにも関わらず、私にはどちらの方の作品もプロを感じされられる物で日々技術を磨き建具を作り続けている職人さんのすごさをしみじみ感じさせられた1日でした。受検者の方、検定委員等のスタッフの方、1日本当にお疲れ様でした。

糸川 理事長のご挨拶
開会式の様子 しっかり新型コロナウイルス感染防止対策をして実施しました
カンナで木材の厚みを調整します!木材は何枚もあり同じ厚さにするのは職人技だと思いました
斜めに枠を組む箇所の加工が特に難しそうなのに、木材がきれいにきちんとはまっているのが職人技なのだと思いました
受験の方や検定委員の方と一緒に
検定会場を提供してくれた塩田木材工業㈲さんの会社。ありがとうございました。